2021/10/02 13:12


写真はオールドダッカの港町ショドルガッドの夕景です。


バングラデシュは地形的にも霧が多いです。

川の近くはいつもモヤっとしています。


コミラに宿泊した夜、

一寸先も見えないような霧でも、

ホテルの窓から見える幹線道路はひっきりなしに車のライトが見えていました。

本当に見えていたのはライトだけ、しかもかなりの速さ…慣れっこなのでしょう?


とは言え、朝ダッカに、戻る道すがら事故を起こしたトラックを何台も見かけました。

やっぱりね…とちょっと唖然としたことがあります。


コットンは水分を吸うと強度が10〜15%上がります。

湿気の多い地形は綿糸を紡ぐのに適していたのだと思います。


世界最高峰の綿布・ダッカモスリンは、

職人の技術だけだなく地理的な利点もあり、現在のバングラデシュ・ダッカに生まれたのではないでしょうか。


『この地域にだけに』と言われるものは、

偶然が重なり、奇跡的に生まれたものも多いと思います。


日本でも失われた染織技術復活に努力された方々がいます。

バングラデシュでも、その志を持った人達が現れています。

期待して、見守りたいです。