2022/03/26 17:32

ダッカモスリンの話1(১)


バングラデシュには昔から、

高い綿布技術が存在していました。

ダッカモスリンです。


モスリンは日本では

着物の長襦袢の素材として知られていますが、薄い布を意味で名付けられたとも言われます。


綿布の最高峰と言われるダッカモスリンは、バングラデシュダッカでのみ作られていました。

ダッカのNational museumで初めてダッカモスリンの現物を見ました。

キチンと管理されているとは言い難く、黄ばんではいましたが、その繊細さに魅了されて、その透け感を実感できないかなと、ガラスにへばりてく変なবিদেশী(外国人)となっていました。

ダッカモスリンの糸は、

一説には500番手などと言う話まであります。

綿繊維3,4本くらいで作られてる感算になるとかで専門家もにわかには信じがたいとは言っていましたが。

現存して確認されていると聞くのは、ヴィクトリア・アルバート美術館に残されているものの中の、

最も細いもので100番手とか。

現在の機械紡績では、100番手以上の糸を紡ぐには、超長繊維の最高級綿花が使われています。

しかし、どうもダッカモスリンの糸は、そのような綿花から作られてはいなかったようです。

憧れのダッカモスリンは、

聞けば聞くほど興味が湧きます。

写真は展示会で見たモスリンのサリー、素敵です