2022/03/26 17:33
ダッカモスリンの織の技術は、
バングラデシュで最高級サリーと言われるジャムダニに引き継がれています。
初めてジャムダニ織の村に行った時に、経糸は絹、緯糸は綿だと言っていました。
生糸は天然の超長繊維です。
経糸に出来る強度の細番手の綿の糸が手に入らなくなった時、経糸を絹にするのは細い糸を扱う上では、強度的にも合理的な選択だったかなとは思います。
さて、私の妄想は別方向に…
生糸1本が約3デニール、
粗っぽい計算ではありますが、
綿糸500番手は11デニールくらいなので、だいたい4個の繭から作った糸と同じ太さかなと想像します。
100番手でも18個の繭…
短繊維の綿花から同じくらいの糸を紡ぎ出したとは!
当時の職人は超人としか思えないです。